淡路島という環境逆転の発想から生まれた、
淡路島3年とらふぐ
実は淡路島は低水温で生育環境としてあまりよくない。
冬場は寒くて運動しないところに餌をやると内臓に負担がかかり春先には死んでしまう。
そこで3年かけてじっくりゆくり育てるという発想の転換が天然ものに引けをとらないとらふぐに成長する。
さらには、日本一潮流の速い、大鳴門海峡付近で育てる事で身は大変筋肉質になり、大味ではなく、凝縮された旨味になります。
愛情たっぷりの
「淡路島3年とらふぐ」
3年の年月にこだわった結果、2年ものより約2倍に大きく育ち、「今年の出来は全然違うな!」と旅館や料理屋さんから嬉しいお言葉をいただくように。
1996年から3年とらふぐを作るようになり「淡路島3年とらふぐ」という地域ブランドに認められたのはその8年後。
鳴門海峡が近いので潮の流れが速く、運動量が多い分、身が引き締まって旨味がたっぷり。白子も大きい。
全国のふぐ生産者が集まる場でも淡路島の3年物にはかなわないと言われます。
餌へのこだわり
配合飼料は、グレードの高い魚粉だけを使い、美容と健康のために、ビタミンCとEを強化して与え、とらふぐの生育状況を見ながら、夏場は滋養強壮にニンニクやタウリンも加え、肝臓ケアの為にウコンも与えて死亡するリスクが大量に減少します。
観察と徹底した管理
毎日とらふぐの泳ぎ方や餌の食べ方などで、調子の良い悪いを判断し、生贄のネットによる尻尾やひれの痛みにも常に気を配り、毎日キメ細かい観察と厳しい健康管理を行っています。また、とらふぐは共食いする習性があり、傷口から化膿したり病気にかかって死んでしまう事もありそれらを防ぐため、とらふぐ1匹1匹の歯切りを行います。60,000匹のとらふぐの歯を1年に2回切る大変手間のかかる作業を毎年行っています。
環境づくり
3年育てるにあたって、1年目は人と一緒で身体も弱いため、できるだけ潮の流れの緩いところや、波の立たないところ「湾の奥」の方で育て、少し過保護に育ててあげます。2年目になると、潮の流れの速いところへ移動させ、少しずつ鍛え上げ、成長させていきます。
3年目も2年目と同様に、潮の流れの速いところで育成します。つまり、成長に合わせた育成環境を整えてあげることが需要なのです。
ふぐ鍋・ふぐ刺し・
白子フルコース
ふぐ鍋(てっちり)は、3年とらふぐの引き締まった身はうま味がたっぷりで、独特のモチモチ感と甘味に感動!鍋全体をアシストする優れもの。当然他の具材も美味しくなります。
3年ものならではの弾力感と、見た目も豪華なふぐ刺し(てっさ)は、職人が一枚一枚丹念にお皿に盛りつけていきます。上品な味わい・旨味・歯ごたえに自信があります。また、2年物では考えられない程の大きさに成長した3年白子は、口の中でとろけます。白子特有の甘味があり、リピーターの多さにはびっくりします。
そしてなんと言っても〆は、雑炊!たっぷりの出汁が出た、最後に食べる雑炊は至福のひと時です。
白子
3年とらふぐの白子は2年ものでは考えられないほどの大きさに成長し、白子特有の甘味があり、濃厚な味わいが特徴です。リピーター様も多数おり、人気の部位です。